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教育

KDUが誇る、6年間の教育の魅力

教育課程の特色

1|5Stage(学期)制で少ない科目を集中的に学修する

「5Stage(学期)制」は、1年間を5つのStageに分け、7週を1Stageとする体系的にプログラムされたカリキュラムです。少ない科目を集中的に学修し、無理なく着実に履修できるようになっています。歯科医師への道を着実に歩むことができるよう、その講義や実習が、"何のために学んでいるのか"をより明確にし、それぞれの科目で修得した知識が次の科目につながる工夫がなされています。StageⅤはStageⅠ~Ⅳで学んだ内容を振り返り、知識を定着させるための授業を行う期間です。
また、学生ポータルサイトを活用することで、自分の時間割や出席状況、事前事後学修、成績評価を随時確認できます。事前学修に必要な書類を受け取ったり、わからないところを事前に質問したり、担当教員と双方向のコミュニケーションが、手軽に行えるツールです。すべての講義は録画されており、欠席した講義・演習については、理由の如何を問わず補完授業を受講することを必須化しているため取りこぼしがありません。講義の出席率上昇、理解度アップにつなげます。

5Stage制の年間スケジュール

2|効率的・効果的に学修できる

単に受動的に知識を修得するのではなく、自ら学び、自ら考えて問題を解決する能力を身につけるため、参加型の講義や実習が多いのも特長です。各系統は密接に連携し、科目ごとに設定された到達目標に向けて順次学んでいくことで卒業目標を達成。各科目で修得した知識が次の科目につながるよう工夫されており、歯科医師として必要な能力を担保することができます。
また、知識、技能、態度を総合的に修得するため、教養系科目、基礎系科目、臨床系科目のすべてを「歯科咬合医療系」、「生命科学口腔病態系」、「社会と歯科医療系」および「神奈川歯科大学固有科目系」という4つのコースで体系的に編成し、学修の順位性を考慮して積み重ねることにより、効率的・効果的に学修が進むように配慮しています。

2026年度カリキュラム・ツリー

3|学修成果をフィードバック

学生は学生ポータルサイトを活用することで、自分の時間割や出席状況、事前事後学修、成績評価を随時確認できます。各ステージ終了後には科目試験が行われ、結果はすぐにフィードバックされます。理解が不足していた部分については「フィードバック講義」がオンデマンド配信されます。さらには、弱点補強のために臨時で行われる「補講」授業もあり、しっかりと弱点を克服してから次のステップへと進めます。また、2学期制ではなく5学期制であることから短いスパンで科目試験結果が分かるため、学修状況を早めに把握することができ、成績が思わしくない学生には担任教員との面談を行うことでモチベーションアップやメンタル面でのバックアップも行っています。毎年、自己成長度アンケートも実施しており、学生が大学での学修を評価し、自己成長の実態を把握するために実施されています。

4|DXによる教育の質的転換支援を実施

  1. 全学年の講義(実習、補講等以外)をLMSにてオンデマンドで振り返ることが出来、不得意科目をフォローすることが可能です。
  2. モジュール試験直後のフィードバック講義をLMSにてオンデマンド受講することで、試験で出来なかった箇所を何度もフォローすることが可能です。
  3. 1〜3年生の総合試験の一部にAI作問システムを導入しており、効果的な自学自習が可能です。
  4. 2年生の解剖実習にて、仮想現実・人工現実感(VR)および空間再現(SR)の最先端技術を活用して作成した剖出手技の立体動画を使用しています。VRゴーグルやSR裸眼立体視ディスプレイ・タブレットで高精細な立体画像を閲覧し、複雑な構造の理解に役立てています。
  5. 4年生の口腔外科実習にて、VR/SRの最先端技術を活用して作成した基本手技の立体動画を使用しています。
  6. 4年生の総合歯科学実習(口腔外科担当部分)にて、VR/SRの最先端技術を活用して作成した基本手技の立体動画を使用しています。

VR/SRデバイスを用いた解剖実習における剖出手技の説明

VRデバイスを用いた解剖実習の様子
SRディスプレイで立体画像を確認する様子

5|自己探求学でさらにステップアップ!

2024年度から、成績が優秀で学習態度も優れていると認められた学生は、Stage Vを柔軟に活用した「自己探求学1〜3(1年〜3年)」を開講。ボランティア活動、研究、インターンシップ、国内外短期留学等自分に合った方法で研鑽・体験等を通じたアクティブラーニングを実践することにより、新たな気づきと自己成長の機会を得ることができ、かつ単位が認定されます。

6|数理・データサイエンス・AI教育プログラムについて文部科学省より認定を受けました。

【取組み概要】

2022年度入学生から開始した本学の「数理・データサイエンス・AI」及び「歯学のための数学・物理」は、大学基準協会が示す「21世紀型リベラルアーツ教育」を参考とし、デジタル社会の進展に対応できる情報通信技術の育成を目指し開講したものです。VRやAIの歯科医学への応用を専門とする教員が担当するため、確率や統計、データ分析の一般的な内容のみならずAIの歯科分野への応用事例を数多く紹介し、学生の興味を引く工夫を凝らしています。各授業を客観的に評価する「授業評価アンケート」において学生から高い支持を得ております。

【プログラムの名称】

数理データサイエンスAI教育プログラム

【神奈川歯科大学の認定制度申請内容】

文部科学省認定ロゴマーク(認定有効期限:2028年3月31日まで)

【実施体制】

委員会等 役割
総合歯学教育学講座教授 運営責任者
教育企画部 プログラムを改善・進化させるための組織
自己点検評価の実施
数理データサイエンスAI教育プログラム教員 授業計画の策定、運用

【修了要件】

1年次開講科目「数理・データサイエンス・AI」および「歯学のための数学・物理」の単位を取得すること。

【授業科目と内容】

本プログラムは歯学部1年生の必修科目として実施され、本科目の履修が進級に必須であるため、歯学部1年生は全員履修することになります。
科目「数理・データサイエンス・AI」の内容として、「データサイエンスとAIの役割」、「データ・AI利活用の最新動向」、「インターネットの仕組みと情報セキュリティ」、「デジタルとアナログ・デジタルと歯科」等を導入として学び、次に確率や統計、データ分析の基礎について履修します。講義とシームレスに連動する時間割の中で、Pythonによるプログラミング入門とMicrosoft Excelを用いたデータ分析演習を履修します。科目「歯学のための数学・物理」の内容の一部として、「SI単位系」、「単位の換算」、「有効数字」を履修します。課題として、Chat GPTなどの生成系AIを利用した文章を30%まで利用することを許可したレポートや、「日常生活においてプログラミング的思考を活かした例を挙げよ。例:カレーの調理は順次処理」などの課題を課し、自分事として主体的に取り組んで修得できる工夫を行っています。
また、VRやAIの歯科医学への応用を専門とする教員2名が担当するため、AIの歯科分野への応用事例としてバーチャルリアリティ・拡張現実の解剖学への応用など、歯学生の興味を引く工夫を凝らしています。

本プログラムは、文部科学省が定めるモデルカリキュラムに準拠しています。

【リテラシーレベル モデルカリキュラムとの対応】

分野 モデルカリキュラム対応箇所 該当科目
導入 1-1. 社会で起きている変化 数理・データサイエンス・AI
1-2. 社会で活用されているデータ 数理・データサイエンス・AI
1-3. データ・AIの活用領域 数理・データサイエンス・AI
1-4. データ・AI利活用のための技術 数理・データサイエンス・AI
1-5. データ・AI利活用の現場 数理・データサイエンス・AI
1-6. データ・AI利活用の最新動向 数理・データサイエンス・AI
基礎 2-1. データを読む 数理・データサイエンス・AI
2-2. データを説明する 数理・データサイエンス・AI
2-3. データを扱う 歯学のための数学・物理
心得 3-1. データ・AIを扱う上での留意事項 数理・データサイエンス・AI
3-2. データを守る上での留意事項 数理・データサイエンス・AI

【内部評価】

6年間の学び

1 演習や講義を通して歯科医学に必要な基礎を学ぶ

高校レベルの知識を学びなおすリメディアル教育として「基礎科学(数学・物理)」を設け、基礎学力の定着を図ります。一方で、既に十分な基礎学力を備えている学生には、「歯科医療体験・見学演習(メディカルコンソーシアム見学)」を選択科目として設けています。
2025年度には、新たに「歯学のためのリーディングスキル」を開講。医学・歯学の専門文献を読み解く力は、患者の状態を正しく理解し、治療方針を立てるうえで不可欠であり、自然科学・社会科学の文章を通じて、情報を正確に読み取り、自分の考えを論理的に記述する力を養います。「全力自修」では、自分自身に合った学修習慣と方法を身につけ、将来の専門学修につながる自己学修力を育てます。
キャリアデザインを含む「歯学のためのリベラルアーツ」、社会人・医療人・歯科医師として修得すべき能力や多職種連携を学ぶ「臨床医科歯科概論」、継続的な自己改革を展開できる批判的思考力や主体性を育成する「PBL」などを通じて、歯科医師としての基盤を築きます。
加えて、文部科学省数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)の認定を受けた「数理・データサイエンス・AI」も開講されています。

(1年次履修科目)選択科目・自由科目を含む
基礎科学(数学・物理)、歯科医療体験・見学演習(メディカルコンソーシアム見学)、歯科美学、臨床医科歯科概論、韓国語入門、中国語入門、コミュニケーション概論、歯学のための英語、スポーツ、歯学のための日本語Ⅰ、歯学のための生物、歯学のための数学・物理、数理・データサイエンス・AI、歯学のための化学、PBL、形態学概論、歯学のためのリベラルアーツ、情報リテラシー、生化学Ⅰ、生理学Ⅰ、栄養学・食育、災害歯科医学、歯学のためのリーディングスキル、全力自修、自己探求学Ⅰ

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2 歯や口腔の形態・組織、人体構造機能を学ぶ

2年次は、3年次以降の学びの土台となる、医学・歯学の専門基礎知識を身につけます。
1年次に学んだことに基づき、人体の細胞レベルから組織レベルへと、学びの対象をステップアップ。全身や歯、顎、顔面などの構造および機能について学修します。
「全身解剖実習」では、ご提供いただいた献体から筋・骨や内臓の形態を理解し、全身疾患を持つ有病者に対して診療を行うための基礎を身につけます。この実習は、医療を志す学生にのみに許されたものであり、病院実習と同等の実習であり、班員と協力して解剖を進める最初のチーム医療でもあることを念頭に実習を行います。
「歯科理工学」では生体材料(歯科材料)に使用される素材、器械・器具の特性と用途に応じた所要性質を理解し、歯冠修復あるいは補綴装置の製作手順等を理解します。

(2年次履修科目)
歯の形態学、衛生学、歯学のための日本語Ⅱ、組織学・口腔組織学、全身解剖学、発生学、口腔解剖学、微生物学、生理学Ⅱ、生化学Ⅱ、全身解剖実習、一般病理学、口腔解剖実習、歯科理工学、歯科放射線学Ⅰ、歯科病理学、唾液腺学、自己探求学Ⅱ

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3 歯学・医学の専門的な知識を学ぶ

3年次は、いよいよ治療にいたる一連の流れに必要な知識・技術を学ぶ学年に。臨床系の科目が増え、実習が多くなります。
「社会歯科学」では、医療保険制度や歯科医療に必要な法律・制度、チーム医療について学びます。また、特色ある科目「法医学」では、災害時における身元確認や犯罪捜査におけるDNA鑑定など、歯科医師として法医実務に携わる際に必要な知識や手法に関する理解を深めます。全身の状況と口腔内の状況の密接な関係を理解する科目の一つとして、「総合医学」があります。血液疾患や呼吸器疾患、腎・尿路器疾患など、歯科領域と関連が深く、歯科医療を遂行するために必要な全身疾患に関する知識を得ます。同時に、口腔との関連を統合的に理解する科目です。一方、「部分床義歯学」では、歯の欠損に対するブリッジ治療など、欠損補綴処置に関する知識を修得。治療手順、基礎的技術を理解します。

(3年次履修科目)
歯科放射線学Ⅱ、薬理学、歯周病学、保存修復学、全部床義歯学、予防歯科学、歯学のための日本語Ⅲ、総合医学、歯内療法学、部分床義歯学、歯冠補綴学(クラウン)、デジタル歯科学、社会歯科学、法医学、自己探求学Ⅲ

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4 歯科医師としての手技や医療コミュニケーションを学ぶ

4年次は、3年次より一層専門的な学びに移行します。3年次に学んだ基本的な治療に関する知識や技術をもとに、高齢者や子ども、障がい者など、特殊な治療にも対応していけるようにステップアップ。
「医療コミュニケーションのための日本語」では、患者さんが安心して医療に参加できる環境づくり、医療を安全に提供できる体制づくりなどを学びます。4年次の終盤は「総合歯科学Ⅰ」がメインに。共用試験や5年次以降の臨床実習に向けて、基本的な歯科医療知識、技術、および態度を総合的に修得します。

(4年次履修科目)
歯冠補綴学(ブリッジ)、インプラント学、歯科麻酔学、口腔外科学、歯科矯正学、小児歯科学、高齢者歯科学、障害者歯科学、医療コミュニケーションのための日本語、総合歯科学Ⅰ-A、総合歯科学Ⅰ- B、総合歯科学Ⅰ- C

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共用試験

臨床実習開始前の試験
5年生で実施する臨床実習で、「指導歯科医のもと許された範囲の医療行為を行ってよいか。」を判定する試験で、2024年度より歯科医師法に定められました。
これには2種類の試験があります。

  • CBT (Computer Based Testing)
    臨床実習開始前に学生が備えているべき知識の統合的な理解と問題解決能力を評価するため、コンピュータ画面上に提示される問題を次々に解答していく試験です。
  • Pre-CC OSCE (Pre-Clinical clerkship Objective Structured Clinical Examination)
    歯科医師に求められる態度や基本的な診療技能を評価するため、模擬患者やシミュレータを利用して、その対応の仕方を評価する試験です。
    2つの試験に合格すると、進級しStudent Dentistとして歯科医業を行うことが法律で認められます。

5 設備が整った附属病院で臨床実習を通して実践力を学ぶ

5年生は実際の医療現場で診療参加型の臨床実習がスタートします。診療技術に加え、より良い医療サービスの提供など、医療現場で求められるスキルも磨きます。神奈川歯科大学附属病院と横浜研修センターにおいて実習をします。特に障がい者歯科は全国の大学附属病院でも設置が少なく、学外実習として市の乳幼児健診や県の福祉施設における研修も行われます。また口腔外科では病室における実習も含み、看護師の患者さんへの対応なども学習します。各診療科での実習のみならず臨床座学や演習で様々な症例とそれに対応する知識を深め、スキルを磨いていきます。

(5年次履修科目)
臨床実習

【診療科一覧】
口腔外科/小児歯科/矯正歯科/ 初診外来/保存科/補綴科/顎・口腔インプラント科/画像診断科/全身管理高齢者歯科/障がい者歯科/内科/歯科麻酔科/技工部/病理部/臨床検査部/薬剤部/横浜研修センター/口腔衛生(学外実習)

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診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験

臨床実習後の試験
大学を卒業させてもよいと判断できる臨床能力を修得したか、卒業後の臨床研修を開始できるレベルに到達できたかを評価する試験です。2種類の試験が行われます。

  • ①臨床実地試験(Clinical Practice Examination ; CPX)
    臨床実習現場での態度を中心とした評価をする試験です。
  • ②一斉技能試験(Clinical Skill Examination ; CSX)
    診療技術の修得状況について模型を用いて評価をする試験です。

6 6年間の知識をもとに総合的な歯科医学を学ぶ

6年生の「総合歯科学Ⅱ」では、6年間で学んだ歯科医学に関する知識の整理と集大成をする講義を実施しています。各専門分野から選ばれた担当教員は、過去の国家試験問題を分析し、必要な項目について効率よく指導します。5年生の3月からスタートし、必修基礎養成期、必修臨床養成期、総論養成期など各クールごとに到達試験を設け勉強の完成度を把握。週末試験などで自学自習スキルも高め国家試験に必要な知識の定着を確実なものにします。最高のモチベーションで国家試験を受験できるようにします。6年生には専用の自習室が設置されており、集中できる環境を用意しています。
また、クラス担任やチューターは国家試験に向けてのアドバイスや国家試験に対する精神的なプレッシャーへの対応も考慮し、勉学に励める環境づくりを心がけています。きめ細やかな指導は好評で学生からもよく相談事が寄せられます。

(6年次履修科目)
総合歯科学II