キャンパスライフ
卒業生voice
歯学科を巣立った先輩たちは、病院や歯科医院など、様々なフィールドで活躍しています。
歯科医師として何を思い、どのように進化しているのでしょうか。
夢を叶えた卒業生の職場を訪ねました。
勤務医
自分の歯で食べる喜びを、いつまでも感じてもらうことがやりがい。
神奈川歯科大学附属病院勤務
小島 みの李先生 (2020年3月卒業)
神奈川県・私立関東学院高等学校 出身

Q. 現在のお仕事内容について教えてください。
附属病院の歯周病診療科に勤務。医局員としての臨床に加え、登院実習生や歯周病学基礎実習の3年生の実習補助をしています。今の目標は日本歯周病学会の認定医となり、この分野をさらに極めることです。
Q. どんな部分にお仕事のやりがいを感じますか?
「生涯、自分の歯で食べたい」と考える方が増え、歯周病への関心も高まっています。治療を通して歯を残したことで患者さんから「ありがとう」と言っていただく機会も多く、それがやりがいにつながっています。
Q. 神奈川歯科大学で学んで良かった点はありますか?
研修医になって実感するのは、治療の前の患者さんとのコミュニケーション。神奈川歯科大学では5年次からの登院実習で患者さんと接する機会が多く、その経験が治療時にも大いに役立っています。
Profile
母親が歯科衛生士という環境で育ち、漠然と医療分野で働きたいと思っていた高校時代。子どもの頃から通院している歯科医院の先生の、患者さんに対する真摯な姿勢を思い出したことで歯科医師の道を選択。実は兄も神奈川歯科大学に進学しており、5Stage制の良さなどを聞いていたことから神奈川歯科大学への進学を決めました。

開業医
歯科治療に対する地元住民の意識を変えることで、健康増進に貢献したい。
吾妻歯科医院
吾妻 晋太郎先生 (2012年3月卒業)
茨城県・私立土浦日本大学高等学校 出身
Q. 現在のお仕事内容について教えてください。
附属病院に勤務した後、地元の茨城県桜川市に戻りました。自分の歯科医院で治療にあたるだけでなく、高等学校で歯科に関する授業を行うほか、地元住民に向けて歯周病専門医として講演活動を実施。さらに、歯科医師会の学術委員として講演を企画するなど、様々な活動に携わっています。
Q. どんな部分にお仕事のやりがいを感じますか?
この地域は歯の健康に対する意識がまだまだ低く、「虫歯が痛むので来た」という患者さんがほとんど。そうした意識を変えることと、茨城でも世界基準の治療を提供することで、地元住民の健康増進に貢献したいですね。
Q.神奈川歯科大学で学んで良かった点はありますか?
やはり国家試験対策が充実していた点でしょうか。出題傾向などを考えて指導をしてくれたり、外部の講師を招いて講義が行われた記憶があります。何より先生が親身になって指導や相談に応じてくださったことが印象的です。
Profile
大学卒業後は、10年近く附属病院で治療にあたりながら、父親の歯科医院でも定期的に治療を担当。2024年1月に歯科医院を継承。日本歯周病学会認定の歯周病専門医資格も取得しており、そうした強みを活かした治療も行っている。在学中は硬式野球部とダーツ部で活躍。

大学院生
歯科医師としての探究心と未来

歯科医師として臨床に携わる中で、患者さんの治療後の状態をどのように守り、維持していくかという課題に直面しました。そこで、より質の高い医療を追求するために大学院への進学を決めました。
現在は、採取の負担が少ない「唾液」を活用し、お口の中の状態を科学的に把握する研究を行っています。臨床現場で抱いた疑問を、研究室でデータを分析して紐解いていく。この「現場と研究の往復」を通して、患者さん一人ひとりに適したより良い治療法を見出そうとしています。
歯科医療は日々進化しており、新しい知識や技術を常に学び続けることが求められます。大学院での経験は、最新の医学情報を正しく読み解き、根拠を持って診療に取り組むための大切な土台となります。
これから歯科医師を目指す学生の皆さんにとって、大学院での学びは、臨床の先にある「医療の仕組み」を深く知る貴重な機会です。日々の臨床と研究の両立は挑戦の連続ですが、ここで得た探究心は、将来どの分野に進むとしても、患者さんを支える大きな強みになると感じています。
神奈川歯科大学大学院
環境病理学分野
木本 龍一郎先生(2024年3月卒業)