医療関係者の方へ

かながわ顎矯正・診療連携ステーション

最新情報

2025.09.25
9月25日(木)かながわ顎矯正・診療連携ステーション 病診連携懇談会を開催

設立趣意

2025年4月より、神奈川歯科大学附属病院口腔外科 教授・診療科長を拝命し、新たな体制のもと、「かながわ顎矯正・診療連携ステーション」を設立いたしました。本ステーションは、顎変形症をはじめとする外科的矯正治療のさらなる質的向上を目的とし、地域の矯正歯科・美容外科などの関連医療機関との緊密な連携体制を構築することで、安全・安心かつ高精度な顎矯正手術を提供することを目指しております。

当科では、仮想手術計画(VSP)に基づき、骨干渉部を除去する精緻な骨切り技術、ならびに仮想プレートやCAD/CAMスプリントを用いた高精度な位置決め技術を実践しております。さらに、マーカーレス拡張現実(AR)支援手術や、人工知能(AI)による顔面の黄金比を考慮したVSPなど、当科が独自に開発した新しい技術を積極的に臨床へ応用し、より低侵襲で高精度な次世代の顎矯正手術の実現に注力しております。

これにより、機能的な改善にとどまらず、フェイスライン形成など審美面にも配慮した個別最適化治療が可能となり、サージェリーファーストをはじめとする多様化する患者ニーズへの柔軟な対応を実現しております。また、当院矯正歯科との連携体制を一層強化し、術前から術後まで一貫した治療方針のもと、チーム医療を推進することで、患者様に安心して治療を受けていただける環境づくりに努めてまいります。

今後は、大学病院としての使命である教育・研究機能も最大限に活用しながら、本ステーションが神奈川県を中心とした広域において、顎変形症をはじめとする外科的矯正治療の中核的専門拠点としての役割を果たしていく所存です。今後とも変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

主宰:末永英之

各医療機関との連携フローチャート

各医療機関との連携フローチャート

顎変形症について

当院での取り組み

当科では、仮想手術計画(VSP)に基づき、骨干渉部を除去する精緻な骨切り技術、ならびに仮想プレートやCAD/CAMスプリントを用いた高精度な位置決め技術を実践しております。さらに、マーカーレス拡張現実(AR)支援手術や、人工知能(AI)による顔面の黄金比を考慮したVSPなど、当科が独自に開発した新しい技術を積極的に臨床へ応用し、より低侵襲で高精度な次世代の顎矯正手術の実現に注力しております。

これにより、機能的な改善にとどまらず、フェイスライン形成など審美面にも配慮した個別最適化治療が可能となり、サージェリーファーストをはじめとする多様化する患者ニーズへの柔軟な対応を実現しております。また、当院矯正歯科との連携体制を一層強化し、術前から術後まで一貫した治療方針のもと、チーム医療を推進することで、患者様に安心して治療を受けていただける環境づくりに努めてまいります。

顎変形症手術件数

  顎変形症手術件数
1jaw *1 2jaw *2
2019年度 19 18
2020年度 31 27
2021年度 45 28
2022年度 52 16
2023年度 51 35
2024年度 27 20

*1 下顎枝矢状分割術単独
*2 Le Fort I型骨切術+下顎枝矢状分割術単独

注)2024年度より神奈川歯科大学附属横浜クリニック(矯正歯科)の症例は横浜クリニック口腔外科で対応することになった為、件数は減少している

手術例1.

顎変形症 手術支援システム

外科手術前の
歯列矯正終了時
外科手術後の
歯列矯正終了時
外科手術前の歯列矯正終了時 外科手術後の歯列矯正終了時

*プライバシー保護のため写真を一部加工しています。

治療内容 上顎骨はLe FortⅠ型骨切り術、下顎骨は下顎枝矢状分割術を行い、以下のような顎骨の移動を行いました。
  • 上顎骨:
    噛み合わせの面が傾いて(赤斜線)後ろにさがっていたため、右側を上方に、全体を前方に移動しました。
  • 下顎骨:
    横にずれて(赤線)前にでていたため、左右対称になるように、後方に移動しました。
なお、顎のずれ方によって、下顎骨または上顎骨単独の手術か上下顎骨両方の手術を行います。
治療期間 入院期間は 14日間でした。一般的には10~14日間です。
入院・手術費用 本症例のご本人負担額は約200,000円でした。公的医療保険(3割負担)の場合は、約60,000円~約300,000円(限度額適用認定証所得区分によって異なります)。
また、個室の利用を希望された際は、1日につき6,600円~17,600 円別途必要となります。費用に関する相談はカウンセリング時に承ります。
リスク 永久的なしびれ*はなく、輸血は行いませんでした。また、上顎骨の手術の場合、鼻の形が変わる可能性がありますが、本患者さんからは鼻の変形の訴えはありませんでした。その他のリスクとして、非常に稀ですが、歯が死んでしまったり、骨が壊死を起こしてしまったという報告もあります。

*しびれの範囲:上顎骨の手術の場合は、頬、上唇、鼻、上顎歯肉。下顎骨の手術の場合は下唇、舌、下顎歯肉。

また、当院での顎変形症手術症例数は昨年度は47件(下顎枝矢状分割術単独が27件、Le FortⅠ型骨切り術+下顎枝矢状分割術が20件)でした。約半数は、関連施設や横浜市・川崎市といった関東エリア内の矯正歯科専門開業医の先生方からのご紹介患者さんで、ご紹介元の医院でご購入された3Dシステムや従来のペーパーサージェリー/モデルサージェリーで決定された顎位・手術方針についてのご相談もメールで承っております。

入院についての流れ

準備中

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診療情報提供書

ご連絡先

かながわ顎矯正・診療連携ステーション

TEL 046-822-8877
地域連携室 担当 佐藤・磯部・砂子
メール kdu.st@kdu.ac.jp
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