神奈川歯科大学について

理事長メッセージ

入学することに意味がある大学

本学は、1910年東京神田を建学の地とする115年の歴史を有した医療教育機関です。現在、学校法人として歯学部、短期大学部(歯科衛生学科・看護学科)そして東京歯科衛生専門学校を開校しています。それに附随して歯学部附属病院、横浜クリニック、羽田空港第1・第3ターミナル歯科、さらに医科歯科連携の歯科・健脳クリニック日本橋(日本橋三越本店内)を開院しています。

建学の精神である生命を大切にする"愛の精神"に込められた教育理念は、単に専門知識や技術の習得のみではありません。その基軸は、医療人としての理論はサイエンス(知識)、実際の治療は人としての感性が反映されたアート(芸術)である、という考え方にあります。つまり、医療と芸術とは切り離すことのできない一体のものとして考える"医芸一魂"やギリシャ時代から承継されてきた"アートサイエンス"が教育の基本的思想となっています。

AI(人工知能)が人間の脳を超える近い将来、理系の教育分野を総称したS(科学)T(技術)E(工学)M(数学)という概念は消え去り、文・理・医融合の総合力をバランス良く身に付ける教育へと進化していくでしょう。その時、感性を高める手段としての芸術や教養は、新たな価値創発のためのキーワードとなり、不透明で予測困難な時代を生き抜く術となるでしょう。

それ故に、医療人であると同時にアーティストでもあるメディカルアートサイエンティストの育成というコンセプトが、私達が理想とする学校像です。

本学は、20年~30年後を見据えた医療教育機関として、入学することに意味がある大学を目指し続けます。

学校法人神奈川歯科大学 理事長
鹿島 勇