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次世代医療

iPS細胞だけじゃない、歯科治療分野での再生医療の可能性を切り開く

口腔統合医療学講座 飯塚純子助教

ホワイトニング材を利用した安全で効果的かつ審美的な再石灰化療法の確立

近年の口腔内に対する関心の高まりから、むし歯は早期に発見されるようになってきています。
このようなまだ穴のあいていない“再石灰化可能な初期のむし歯”が研究の対象です。

初期のむし歯に対し、今までの歯科医師の対応はプラークコントロールとフッ素の塗布が殆どでした。
しかしながら、この様なむし歯は変色を伴うケースが多く、これら審美的な悩みに対しては、歯を削って詰め物をする治療が行われていました。

そこで、私たちの研究ではホワイトニング材を利用した安全で効果的かつ審美的な再石灰化療法の確立を目指しています。
口の中には再石灰化をさせる唾液があります。これらはカルシウムやリンなど歯の再石灰化には不可欠な成分を含んでいると同時に再石灰化を阻害するタンパク質も含まれています。
これら再石灰化を阻害してしまうタンパク質が初期のむし歯に入り込んでしまうとむし歯は再石灰化できません。
これらを安全に歯の中から取り除く方法としてホワイトニングに注目しました。

幾つになっても患者さん本人の白い歯で笑ってほしいという願いが研究の原動力

その後、研究を重ねて、ホワイトニング材には過酸化水素が用いられており、これが歯の再石化を阻害するタンパク質を分解・除去することが研究でわかりました。
これからも患者様のために、安全で効果的かつ審美的な再石灰化療法の確立を目指していきたいと思います。

神奈川歯科大学は海外からの留学生も多く、また歯科衛生学科、看護学科の学生も同じキャンパス内にいます。
いろいろな人たちと交流し、同じ体験をすることでコミュニケーション能力を高め、人を思いやる精神を養ってください。

飯塚 純子 PROFILE

神奈川歯科大学を卒業後、神奈川歯科大学大学院で保存修復学を専攻。2013年3月に博士課程を修了し博士(歯学)学位を受領。4月より神奈川歯科大学大学院歯学研究科う蝕制御修復講座の特別研究員、指導補助教員、特任助教を勤める。2015年には口腔統合医療講座助教に就任し、現在に至る。

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